中古車を購入するときは、本体価格だけでなく、その後にかかる維持費も考えておくことが大切です。車は買って終わりではなく、税金や保険料、ガソリン代などが毎年必要になります。想像より負担が大きいと感じる方も少なくありません。この記事では、車種別に維持費の目安やその内訳、できるだけ負担を軽くする方法についてわかりやすく解説します。
車種別に見る年間維持費の目安
車の維持費は、選ぶ車種によって大きく変わります。代表的な目安として、軽自動車は年間約25万〜30万円、コンパクトカーは約35万〜40万円、ミニバンも約35万〜40万円とされています。これらの金額には車検費用も含まれているため、車検がない年は5万円ほど安くなります。ただし、実際の金額はグレードや走行距離、使い方によって変動します。
軽自動車のケース
軽自動車は税金が安く、維持費を抑えやすい点が特徴です。たとえば、N-BOXやアルト、ミライース、デイズなどの人気車種では、年間の合計が約24万円〜26万円台となっています。ガソリン代は年間約6万〜8万円前後、軽自動車税は10,800円(平成27年以降登録車)、車検費用は約6万〜7万円台、任意保険料は約10万円前後が目安です。
月額にすると約2万円前後となり、メンテナンス費用を含めると2万〜2万5,000円ほどになるでしょう。
コンパクトカーのケース
ヤリスやライズ、ノート、インプレッサなどのコンパクトカーでは、年間約31万〜37万円ほどが目安です。ガソリン代は約6万〜12万円、自動車税は排気量により2万5,000円〜3万6,000円(令和元年以降登録車)、車検費用は約8万円前後、任意保険料は約12万〜15万円ほどです。月額では2万6,000円〜3万円台となり、メンテナンス費用を含めると3万〜3万5,000円ほどを想定しておくと安心です。
ミニバンのケース
フリードやステップワゴン、セレナ、ヴォクシーなどのミニバンでは、年間約30万〜37万円程度が目安です。ガソリン代は約8万〜12万円、自動車税は3万円台、車検費用は約7万〜10万円、任意保険料は約11万〜13万円ほどになります。月平均では約2万5,000円〜3万円台で、メンテナンス費を含めると3万〜3万5,000円程度と考えられます。
車にかかる費用の内訳を詳しく解説
維持費にはさまざまな項目があります。どの費用がどのくらいかかるのかを知っておくと、事前に備えやすくなります。ガソリン代
ガソリン代は、年間走行距離÷燃費×ガソリン価格でおおよその金額が出せます。年間1万km走行、ガソリン単価170円で計算すると、燃費26km/Lの車では約6万5,000円ほどです。燃費36km/Lであれば約4万7,000円となります。ただし、燃費が良い車は車両価格が高い場合もあります。購入価格と燃費の両方を確認することが大切です。
自動車税
自動車税は排気量によって決まります。令和元年10月に税制改正があり、1L以下は25,000円、1L超〜1.5L以下は30,500円、1.5L超〜2L以下は36,000円など段階的に上がります。排気量が大きいほど税額も高くなります。ヤリス1.5Lモデルの場合は30,500円に該当します。車検費用
車検費用は法定費用、車検基本料、整備費用の3つで構成されます。法定費用には自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料が含まれます。重量税は車両重量で決まり、軽自動車やエコカーは比較的安くなります。車検基本料は依頼先によって異なり、ディーラーは2万5,000円〜4万5,000円、車検専門店は1万5,000円〜3万円が目安です。部品交換が必要な場合は追加費用が発生します。タイヤ交換は1本1万5,000円程度かかることもあります。
任意保険料
任意保険は、自賠責保険で補償されない部分をカバーする保険です。対人賠償や対物賠償、車両保険などがあり、条件によって金額が変わります。30歳・ゴールド免許・車両保険ありの場合、年間約14万8,000円という例もあります。保険会社のシミュレーションを活用すると目安がわかります。
そのほかの費用
エンジンオイル交換は4,000〜1万1,000円程度、バッテリー交換は7,000〜2万円ほどかかります。駐車場代は地域差が大きく、全国平均は月約1万円ですが、都市部では月3万円前後になることもあります。高速道路料金は平均すると月900円台ですが、遠出が多い方はさらに増えるでしょう。