
「そろそろマイカーが欲しい」と考えたとき、まず検討するのが中古車という方も多いのではないでしょうか。新車に比べて価格が安く、選択肢も豊富な中古車は、初めて車を買う人にとって魅力的な選択肢でしょう。そこで、今回は中古車を初めて購入する人に向けて、買い方や準備のポイント、購入の流れについてわかりやすく解説します。
中古車購入の方法
中古車を購入する方法は、大きくわけて中古車販売店を利用する・オークションを利用する・個人売買で取引するの3つです。中古車販売店を利用する
もっとも一般的なのは中古車販売店を利用する方法です。実際に車を目で見て確認できるほか、販売員からのアドバイスも受けられるため、車に詳しくない人でも安心して購入しやすいというメリットがあります。また、インターネットを使えば全国の中古車情報を比較検討でき、予算や条件に合う車が見つけやすいのも利点です。大手の中古車検索サイトでは、価格帯、車種、走行距離、修復歴などの情報を絞って探すことが可能です。
最近では、オンラインで購入手続きができる販売店も増えており、店舗に行かなくても購入できるケースもあります。ただし、中古車販売店が仲介して取引をするので、手数料が発生してしまう点には注意が必要です。
オークションを利用する
オークションは個人での参加はできませんが、オークション代行業者に依頼することで、希望の車種を落札してもらえます。すでに欲しい車が決まっている場合には、有力な選択肢となるでしょう。販売店を介さない分、コストを抑えられる可能性がありますが、人気車種は競争が激しく価格が高騰するケースもあるので注意しましょう。また、代行には手数料がかかるため、利用前に費用の内訳をしっかり確認することが大切です。
個人売買で取引する
個人間での売買は価格が安い場合もありますが、名義変更の手続きや故障時のトラブル対応などをすべて自己責任で行う必要があります。トラブルを避けたい場合は、信頼できる販売店やサイトを通して購入するのが無難でしょう。中古車を買う前の準備
中古車を購入する際には、事前の準備が重要です。利用目的を明確にする
まず、自分がどのような目的で車を使うのかを明確にしましょう。通勤用なのか、家族での移動用なのか、アウトドア用なのかによって選ぶべき車種や必要な機能が変わってきます。目的に合った車を選ぶことで、後悔の少ない買い物につながります。予算をしっかり決める
次に、予算をしっかり決めておくことも大切です。中古車の価格は本体価格だけでなく、諸費用も含めて考える必要があります。登録費用や自動車税、整備費用、自賠責保険料など、購入時にはさまざまな追加費用が発生します。たとえば「本体価格が安いから」と飛びついてしまうと、最終的な総額が予算オーバーになることもありますので、注意が必要です。
在庫の確認をする
購入候補の車が決まったら、在庫の確認もしておきましょう。中古車を探す際は、中古車検索サイトを活用するのが便利です。ネット上で手軽に比較検討できるため、店舗に足を運ぶ手間が省けます。ただし、掲載されている車がすでに売れている場合もあるため、気になる車が見つかったら事前に販売店へ在庫状況を確認しましょう。無駄足を防ぐためにも、事前問い合わせは大切です。
欲しい中古車が決まった際の手続き
欲しい中古車が決まったら、次に進むのが購入手続きです。見積もりと契約内容の確認
販売店での購入の場合、見積もりの提示から始まり、契約、納車準備、登録といった流れになります。見積もりを出してもらう際には、諸費用が含まれているか、保証がどの程度あるのかなど、詳細まで確認しておきましょう。また、販売店によってはメンテナンスパックなどのオプションを用意しているところもあるため、必要に応じて検討しましょう。