
初めて車を購入する際、前もってどのような準備をすればよいかわからず迷われる方は多いのではないでしょうか。本記事では、車の購入に実印や印鑑証明の準備は必要なのかについてくわしく紹介していきます。発行方法や注意点についても紹介しているので、車の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
車の購入時に実印は必要なのか
車を購入する際には、必ず印鑑を用意する必要がありますが、用意すべき印鑑の種類は購入する車の種類によって異なります。これから初めて車を購入する予定がある方は、確認しておくとよいでしょう。普通自動車の場合
普通自動車を購入する場合は、必ず実印と印鑑が登録されていることを証明する印鑑証明書が必要になります。同じ印鑑でも認印ではいけないため、用意する印鑑の種類に注意しましょう。法律で決められたルールであり、どのお店で車を購入する場合にも実印を用意しなければいけないことは変わりません。新車だけではなく、中古車であっても普通自動車を購入する場合は実印が必要です。
軽自動車の場合
軽自動車を購入する場合は、必ずしも実印を用意する必要はなく、認印でも問題ありません。認印とは役所に登録していない印鑑のことです。普段使用している印鑑をもっていくとよいでしょう。シャチハタも認印に含まれますが、車を購入する店舗によってはシャチハタは不可とされている可能性があるため、注意が必要です。なお、バイクも50~125cc以下であれば、軽自動車と同様に認印が使用できます。
実印がない場合
実印は自分で登録しなければ作れないため、人によっては実印をもっていないという方もいるでしょう。自動車を購入しようと思った時点で実印をもっていなかった場合は、実印を作れば問題ありません。実印として登録する印鑑を用意したら、身分証明書をもって役所に行きましょう。実印は登録者本人であれば、かんたんに登録が行えます。
車の購入時に印鑑証明書を発行する方法
印鑑証明書を発行する方法としては、役所で取得する方法とコンビニのマルチコピー機で取得する方法があります。マイナンバーカードをもっている方は、コンビニのマルチコピー機で取得する方法の方がかんたんでおすすめです。ここでは、それぞれの発行方法をくわしく紹介します。なお、どちらの発行方法でも200~300円前後の発行料がかかります。
役所で取得する方法
役所で取得する場合は、自分の身分証明書をもって住んでいる地域の役所に行き、決められた窓口で手続きを行えばすぐに発行されます。印鑑証明書の発行を行っている時間や曜日は、地域ごとに異なるため、役所で発行する際は必ず事前に窓口が開いている時間を調べてから足を運びましょう。コンビニのマルチコピー機を使用する方法
印鑑証明書は、町中にあるコンビニ内に設置されているマルチコピー機でも発行できます。マルチコピー機での発行には、マイナンバーカードを使用します。マルチコピー機を使用して印鑑証明書を発行する手順は、マルチコピー機に表示されるため、初めての発行でも迷う心配はありません。なお、マイナンバーカードをもっていない方や利用者証明用電子証明書がマイナンバーカードに搭載されていない方は、印鑑証明書をマルチコピー機で発行することはできません。
実印・印鑑証明以外に必要な書類
車を購入するには実印や印鑑証明以外にも、運転免許証や自動車保管場所証明書、住民票などの書類が必要になります。どこのお店で車を購入する場合にも提出を求められる書類は変わらないので、前もって準備しておくとよいでしょう。運転免許証
運転免許証をもっている方は、購入時に運転免許証も必要になります。あらかじめ有効期限が切れていないか確認しておくとよいでしょう。なお、運転免許証は必須書類ではなく、これから取得予定で現在はもっていないという方はなくても問題ありません。自動車保管場所証明書
車を購入する際には、あらかじめ購入した車を保管する場所を確保していることを証明する自動車保管場所証明書が必要になります。自動車保管場所証明書は、駐車場所を管轄する警察署に行き、申請することで入手できます。車を停めるための場所を確保したら、忘れずに証明書を発行しておきましょう。なお、発行には2,000~2,500円程度の費用がかかります。
住民票
軽自動車を購入する場合に限り住民票を用意する必要があります。住民票とは自分が住んでいる場所を証明する書類で、役所の窓口やコンビニのマルチコピー機から発行できます。マイナンバーカードをもっている方であれば、コンビニのマルチコピー機で発行する方法がおすすめです。なお、発行には数百円程度の費用がかかります。